カズが金言「監督信じて集中するだけ」
J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(47)が20日、日本代表に金言を授けた。グアムでの第一次自主キャンプを終えて成田空港着の航空機で帰国し、日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)が八百長に関与した疑いでスペイン検察当局から告発された問題について言及。日本代表が2連覇をかけるアジア杯(来年1月、オーストラリア)へ、「選手は集中するだけ」と説いた。
カズが、アギーレ監督に向けられている八百長疑惑の話題について口を開いた。成田空港で報道陣から水を向けられ、「選手はサッカーに集中して、監督はアジア杯までやるということなんで、そこまではみんなで乗り切るしかないね。アギーレさんを信じてね。(結論が)はっきりしたら、協会が対処するでしょうし。僕らは見守るしかない」と、冷静に対処することを望んだ。
日本代表には、MF香川真司(ドルトムント)や長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)ら親交のある選手も多い。もっとも、最近は自分のトレーニングに集中するため連絡を取っていないという。それでも、「いろんな状況の中でやっている選手が多いし、何をやらなきゃいけないか分かっているから大丈夫でしょう」と、心配はしていなかった。
日本代表が2連覇をかけるアジア杯。中心となるべき選手については、「ずっとザックジャパンからやっている選手がほとんどだから。そういう選手が前回のアジアカップも経験しているし。優勝してほしいね。アジアでは絶対に。そういう力があると思うので」と、豊富な経験に期待を寄せた。代表歴の長い選手が中心になり、暗いムードを晴らすことを願った。