大仁会長認めた!ハリル代表監督秒読み

 サッカー日本代表の次期監督に、前アルジェリア代表監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(62)が就任することが4日、確実になった。近く正式契約を結ぶ見通し。同日、フランスで同氏と交渉した日本協会の霜田正浩技術委員長(48)が羽田空港に帰国。合意に達し、交渉は終了したとみられる。12日の日本協会理事会で同氏の就任を承認し、その後正式発表される。

 新体制発足へ全ての準備が整った。ハリルホジッチ氏の新監督就任が確実になった。南米連盟の会議出席でアスンシオンに滞在している日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は、基本合意したことを大筋で認め「細かいところに問題がなければ12日(の理事会)に諮れる」と話した。

 これに先立って午後に羽田空港に降り立った霜田委員長は、後任人事について口を開くことはなかった。ただ、その後、都内のJFAへ直行。「まだ何もしゃべれない。しゃべれる時が来れば。いつ話せる?そろそろ」と語り、協会内で原専務理事に報告。その後、埼玉でアジア・チャンピオンズリーグを視察した原専務理事は「報告は受けた。まだ皆さんに言える内容じゃない」と語ったが、12日の理事会後に、ハリルホジッチ氏の就任が正式発表される見込みとなった。

 霜田委員長は2月上旬から欧州に渡り、解任されたアギーレ前監督の後任候補を選定。約2週間の滞在中には、オシム元代表監督にもハリルホジッチ氏を照会した。同委員長は一時帰国した21日の翌日に臨時技術委員会を開き、ハリルホジッチ氏を最優先候補として交渉する方針を確認していた。

 現役時代は82年のスペインW杯にも出場したハリルホジッチ氏。指導者としては主にフランスでキャリアを積み、14年のW杯ではアルジェリアを指揮して16強に進出。決勝トーナメントでは優勝したドイツを苦しめた。

 また、同氏は、母国ボスニア・ヘルツェゴビナのドネブニ・アバズ紙などに対して「3月中旬までに全てが分かる」とコメント。近日中の正式発表を示唆していた。

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