バルサ流プレス目指せ!ハリル監督熱弁
「日本代表候補合宿」(13日、千葉県内)
サッカー日本代表候補は13日、千葉県内で国内組28人による合宿を打ち上げた。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)が前日12日夜のミーティングで、6日に行われた欧州CL準決勝第1戦バルセロナ-バイエルン・ミュンヘンのVTRを使い、プレスのかけ方や球際の意識を植え付けたことが分かった。
究極のプレッシングを目指せ-。合宿初日の夜に行われた全体ミーティング。ハリルホジッチ監督はバルセロナ-バイエルンのVTRを使い、守備時のプレスや球際の強さを植え付けようとしたという。ある選手はこの日、「バルサのプレスの掛け方を見せていた」と証言した。
バルセロナはポゼッションサッカーの代名詞のように語られているが、実はボールを失った直後に激しいプレスでボールを奪い返す切り替えの速さに特長がある。
指揮官は、3月の合宿でもバルセロナの守備に関するVTRを見せている。11日の取材対応でも同戦に言及し「世界のトップ・オブ・トップ」と称賛。プレー速度を要求し、その理想がバルセロナのプレッシングだ。
「欧州CLをスタンダードにしていかないといけない。君たちならできる」。熱弁を振るった指揮官に応えるように選手たちは汗を流した。2日間の短期合宿でも“ハリル哲学”は着実に浸透した。