武藤が決勝PK弾!地震にも揺るがず

 「J1、FC東京2-1柏」(30日、味スタ)

 FC東京はFW武藤嘉紀(22)の決勝PKで柏に2-1で競り勝ち、横浜Mと1-1だったG大阪に代わって3位に上がった。

 地震にも揺らぐことはなかった。FW武藤の決勝PKでFC東京がホームでは5月2日の川崎戦以来となる勝利を飾り、連敗を3で止めた。

 1-1の同点に追い付かれた後半23分、武藤がペナルティーエリア内で倒されPKを得た。キッカーを務め、助走に入ろうとしたその時、スタジアムが揺れた。小笠原諸島西方沖を震源をする地震で調布市も震度3を計測。試合は2分間中断。「正直、蹴りたくなかった」と明かした。

 試合が再開され、助走に入った武藤は迷いを振り払うように右足を強振。ゴール正面に放たれたシュートはGKの手を弾き、ゴール右へ吸い込まれた。6日の敵地仙台戦以来4試合ぶりとなる今季9得点目。ゴール裏へ駆け出し、サポーターとともに歓喜に浸った。

 マインツ移籍発表も控え「自分のゴールで勝利に導けたらというのは頭にあった」と勝ち点3に安堵(あんど)の表情を浮かべた。試合後は別れを惜しむかのように場内を一周。ユニホーム左胸のエンブレムに口づけをして、スタジアムを後にした。

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