U22代表候補、福岡大と0-0ドロー
「練習試合、U-22日本代表候補0-0福岡大」(27日、佐賀県総合運動陸上競技場)
リオデジャネイロ五輪を目指すU-22日本代表候補は27日、佐賀県総合運動場陸上競技場で福岡大と練習試合を行い、0-0で引き分けた。得点には結びつかなかったものの、初選出のMF関根貴大(20)=浦和=が先発出場で存在感を放った。
4-4-2の右MFに入り、DFラインの間でボールを受け、時には中央へ入っていくなど、浦和で見せるドリブラーとは違った一面を見せた。前半11分にはMF遠藤にスルーパスを通して決定機を生み出した。特殊な浦和のシステムだけでなく、代表のサッカーにもすぐに適応し、手倉森監督に「発見」と言わしめた。
上々のデビュー戦だったがチーム、自身とも無得点に終わり、関根の表情はさえなかった。「シュートゼロに終わったし、積極性やゴール前に顔を出すことなど、やることはある」と反省ばかりが口を突いた。
前半で退いたが「チームに間をもたらし、日本のアクセントになれる」と指揮官の信頼をつかみ取った。167センチの小柄な20歳が日本の新たな可能性を示した40分間だった。