岡崎 4年連続“最終戦弾”狙う
「W杯アジア2次予選、カンボジア-日本」(17日、プノンペン)
サッカー日本代表は15日、W杯アジア2次予選のカンボジア戦(17日)に向け、プノンペン市内の試合会場で冒頭15分間を除く非公開で調整した。12日のシンガポール戦では出番がなかったFW岡崎慎司(29)=レスター=は先発復帰が濃厚。これまで国際Aマッチで47得点と実績抜群の侍ストライカーは、激化するセンターFW(CF)争いを歓迎するとともにカンボジア戦でのゴールを目指す。
さらなる高みを目指すからこそ、競争の激化は歓迎だ。FW岡崎は練習後に「自分自身の考えでは、絶対的な選手はいない。チャンスはいつでも与えられる。やることは変わらないです」。シンガポール戦では、金崎に奪われたCFの定位置再奪取を目指す。
4年連続の“最終戦弾”を狙う。「縁起的には良いと思っている」と語るように、12年から3年連続で年内最後の代表戦では得点を挙げている。「また今年も自分のゴールで終われたな、というのを狙っていきたい」と意気込みを示した。
日本が戦う予選E組では、現在6戦6敗で最下位に沈むカンボジアとの一戦。それでも「(9月の対戦時も)ミドルで先制しなければ、嫌な展開になっていた。相手は10人で守ってくると思う。瞬間的に裏を狙ったり、駆け引きが重要になる」と全力を尽くす。
この日の非公開練習では、シンガポール戦で同じく控えだったMF香川とともに主力組でプレー。侍ストライカーが、自らのゴールで15年を締めくくる。