川島永嗣、代表落ちの間の苦悩・葛藤
日本サッカー協会が17日に発表したW杯ロシア大会アジア二次予選のアフガニスタン戦、シリア戦へ向けての日本代表メンバーに入り、昨年6月16日のシンガポール戦以来となる代表復帰を果たしたGK川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)が、代表落ちしていた間の葛藤と、復帰した喜びを公式ブログでつづった。
川島はブログのタイトルを「Pride」とした。そして、所属チームが決まらなかった間、「日本代表への想いがあったからこそ、先の見えない道の中、自分の身体を突き動かし、そんな状況の中、ただただ成長することだけを貪欲に突き詰めていくことができました」と、代表であり続けることが心の支えだったことを明かした。
しかし、所属チームが決まっていないことで代表からは外された。
「心の支えを失い、迷い、そして打ちひしがれ、自分の想いと常に葛藤し、そして今ようやく、もう一度このチャンスを得ることができました」と、復帰して初めて、その間の心の葛藤を打ち明けた。
川島は昨夏にスタンダール・リエージュ(ベルギー)を退団し、欧州各地で所属先を探しながら半年が経過、やっと昨年末、スコットランド1部リーグのダンディー・ユナイテッドとの契約に至った。その間、無所属だったため実戦を離れ、日本代表から外されていた。
今はまた、「日本」を背負って戦う場所に戻り、川島は「もう一度、日本という国を背負う責任とそして誇りを持って臨んでいきたいと思います」と誓った。