FW小林“本田の居ぬ間”に一発回答だ

 「サッカー・W杯アジア2次予選、日本-アフガニスタン」(24日、埼玉スタジアム)

 サッカー日本代表は21日、さいたま市内でW杯アジア2次予選の最後の2試合に向けて合宿を開始した。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)就任以降、初めて合宿に参加したFW小林悠(28)=川崎=は、指揮官の期待を受けて出場チャンスのある24日のアフガニスタン戦で“一発回答”を狙う。また、GK西川周作(29)=浦和=は、ハリルホジッチ監督から足技自粛を促されたことを明かした。

 求められていることは、誰よりも理解している。約1時間の軽めの練習を終えた小林の表情が引き締まる。「FWとして出る以上は、ゴールを貪欲に狙っていきたい」と意欲を言葉にした。

 ハリル監督の期待は大きい。7日からの国内組合宿でのプレーが、代表スタッフ陣の目に留まった。17日のメンバー発表時、指揮官は「小林が合宿で見せたのは、かなりのクオリティー。それはすべてのスタッフも同意見。彼は偶然ここに居るわけではない」と称賛。現体制初陣となった昨年3月は負傷で辞退したが、今回はインフルエンザも乗り越えて合宿に間に合わせた。

 “金狼の居ぬ間”に結果を出す。起用が濃厚な右FWは本田の指定席。定位置獲得は容易ではないが、レフティーは22日に合流予定のため、アフガン戦でチャンスが来る可能性は高い。「日本代表とは、簡単には試合に出られない場所。だからこそ、少ないチャンスをしっかりものにしたい」と意気込む。

 指揮官の期待に“一発”で回答する。不運に泣いた28歳が、転機となる一撃を刻む。

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