本田がファンの代表離れに危機感
「W杯アジア2次予選、日本-シリア」(29日、埼玉スタジアム2002)
W杯アジア最終予選進出を決めているサッカー日本代表は27日、2次予選最終戦のシリア戦(29日)に向け、埼玉県内で冒頭のみ公開の練習。前夜(26日)には、主将のMF長谷部誠(32)=E・フランクフルト=の呼び掛けで、選手だけのミーティングが開かれた。FW本田圭佑(29)=ACミラン=は空席が目立った24日のアフガニスタン戦について「2010年以降、客席が埋まらなかったのは初めてじゃないか」と話し、ファンの代表離れに危機感を示した。
平日夜とはいえ、6万3700人を収容するスタジアムで観衆は4万8967人だった。約2割が空席という現状を受け、本田は「チケットが取れず、パブリックビューイングが開催されるような状況を目指そう」と熱っぽく語ったという。
また、若手の突き上げを望む声も出たようで、宇佐美とともにチーム最年少のDF昌子は「上の人をどかすっていうくらいの勢いが大事」と刺激を受けた様子だった。