本田、長友が伊へ 長友はCLに意欲
W杯アジア最終予選進出を1位通過で決めたサッカー日本代表のFW本田圭佑(29)=ACミラン=と同DF長友佑都(29)=インテル・ミラノ=が30日、所属クラブに合流するため、成田空港発の航空機でイタリアへ出発した。
本田はトレードマークのサングラスを掛け、淡い水色のストライプスーツに身を包み、青と白のボーダー柄のネクタイ、濃紺のベストなど青系で統一された初夏を思わせる服装で空港に現れた。居合わせた利用客が騒然となる中、サインの求めに丁寧に応じ、サポーターの呼び掛けに何度か手を振りながら、悠然と出発ゲートを通り抜けた。
国際Aマッチ通算80試合出場の節目となった29日のシリア戦では、後半41分にヘディングで代表通算35得点目のゴールを決めるなど5-0の大勝に貢献した。4月3日には敵地でアタランタ戦を控える。ミランでは右MFとして公式戦17試合連続先発出場を果たしており、息つく暇もなく次の戦いに向かう。
長友は本田から約30分遅れで空港に到着。アフガニスタン戦(24日)とシリア戦(29日)の2連戦にフル出場した疲れも見せず、リラックスした表情でサインや写真撮影に応じた。
インテルは4月4日にトリノをホームに迎える。8試合を残し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)圏内の3位ローマと勝ち点5差の5位に位置する。長友は「サッカー選手の夢、ステータスなので」と欧州CL出場権獲得に強い意欲を示した。