ハリル日本6月3日に“仮想豪州”戦
日本サッカー協会は13日、5年ぶりに開催されるキリン杯(6月3日・豊田、7日・吹田)の組み合わせを発表し、日本代表は3日の初戦でブルガリアと対戦することが決まった。9月から始まるW杯アジア最終予選に向け、最後の強化試合となり、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)はブルガリアを“仮想・オーストラリア”に位置づけた。
キリン杯の組み合わせが決まりハリルホジッチ監督は「2試合勝つトライをし、大会をすべての勝利で終える。われわれに勢いをもたらすことが、最終予選の素晴らしい準備になる」と語った。
3日に対戦するブルガリアは“仮想・オーストラリア”となる。「オーストラリア(のスタイル)は少しデンマーク、少しブルガリアといったところ。アグレッシブさ、言葉にすると荒々しさもあるのがブルガリアで、そうしたところが(オーストラリア戦の)準備になる」と話した。
ブルガリアはFIFAランク69位と日本より下だが、過去の対戦成績は日本の4敗1分け。指揮官は「彼らは経験があり、アウェーであろうがスタイルを貫いてくる。それが私たちにとっては良いテストになる」。さらに「(選手は)25、26人呼ぶかもしれない。すでに頭の中で準備をしている。今までいなかった選手にもチャンスがあるかもしれない」と、競争も促す方針を示した。