U23手倉森監督のゲキOAに負けるな

 「サッカー・国際親善試合、U23日本-ガーナ(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23日本代表は9日、熊本地震の慈善試合を兼ねた国際親善試合・ガーナ戦(11日、ベアスタ=鳥栖)に向けて、佐賀県内で合宿初日の練習を行った。五輪本大会で、24歳以上の選手を3人まで登録できるオーバーエージ(OA)枠を巡って、手倉森誠監督(48)は「U-23だけで戦える力を示せ!!」と、選手たちを奮い立たせた。

 U-23世代の誇りと存在感を求めた。OA枠を巡って海外組のDF長友をはじめ、国内組でも複数の候補者の名前が挙がっている。ピッチ外が慌ただしさを増す中、手倉森監督はミーティングで「U-23だけで戦える力をガーナ戦、トゥーロン国際大会で示せ!!」とハッパをかけた。

 「OAとなるとA代表となる。その名前に負けないメンタリティーが必要。先輩だからと言っていられない」。FW大久保(川崎)、MF長谷部(Eフランクフルト)、DF吉田(サウサンプトン)ら代表クラスの名を挙げながら「彼らを追い越さないといけない」と力を込めた。

 チーム結成以来初となるアフリカ勢との対戦は、指揮官に若き代表が可能性を示す場となる。

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