U23・南野弾で初白星も1次L敗退
「サッカー・トゥーロン国際大会、U23日本2-1U23ギニア」(25日、シスフールレプラージュ)
B組の日本は、ギニアに2-1で勝って1勝2敗の勝ち点3としたものの、1試合を残して同組3位以下が確定し、敗退が決まった。前半3分にFW富樫敬真(22)=横浜M=が先制し、追い付かれた後の同39分にMF南野拓実(21)=ザルツブルク=が決勝点を奪った。27日(日本時間28日)の1次リーグ最終戦で勝ち点9のイングランドに挑む。
日本は攻守で課題が出た一方、南野のゴールからは今後への光明も見いだせた。1-1の前半39分。ゴール前の中央やや左で横パスを受ける前に「シュートのイメージがあった」という。
遠いサイドを狙う体の向きにつられてギニアのGKとDFが近い側のコースを空けると、鋭く腰を回転させてゴール左隅に蹴り込んだ。思い切りのよさに加え、瞬時にプレーの選択を変えられる技術が光った。
フル出場したMFの原川が「ミドルシュートが打てなかった。打つ範囲を広げないと」と反省するなど、他の選手の意識も変わりつつある。成長のきっかけになるなら、国際舞台で苦戦を重ねる意味がある。