9月W杯最終予選ハリル監督 植田招集
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が9日、9月に開幕するW杯ロシア大会アジア最終予選にU-23日本代表DF植田直通(21)=鹿島=を招集する可能性を示した。この日は欧州選手権(10日開幕)のテレビ解説のためフランスに向けて出発。大会後は休暇を取り、7月中に再来日する予定となっている。
指揮官はキリン杯に招集したリオデジャネイロ五輪世代の遠藤(浦和)、浅野(広島)、大島(川崎)に加えて植田の名前を挙げ、「A代表の候補。ポテンシャルはかなりある」と高評価を与えた。
先発の平均身長186・8センチという圧倒的フィジカルに屈したボスニア・ヘルツェゴビナ戦を振り返り、「日本にはパワーが足りない」と嘆いた。186センチ、77キロの植田はハリル監督が望む力強さをチームにもたらす。
植田はアギーレ前監督が指揮を執った15年1月のアジア杯でA代表に初選出されたが、ハリル体制では国内組合宿に選出されたのみ。「五輪は国際経験を積む最適の大会。いいパフォーマンスを出せればA代表に呼ぶ」と抜てきを予告した。