手倉森監督困った五輪候補絞れない

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23日本代表のスタッフ会議が10日、都内で開かれた。当初は、この日を期限とした日本オリンピック委員会(JOC)への派遣登録手続きを、主力に多く出ている故障者の回復具合を見極めるため延期。JOCからも了承を得たという。本大会で3人まで起用できる24歳以上のオーバーエージ(OA)選手を含めた代表18人は、7月上旬に発表される。

 日本協会の霜田ナショナルチームダイレクターによると、スタッフ会議ではメンバーの絞り込みに加えて、前日にブラジルでの視察から帰国した手倉森監督らの報告を元に、本大会時のシミュレーションなどを検討。当初は、35人程度とみられた大枠メンバーの派遣登録手続きの締め切り日としていたが「何も(リストは)提出していない」と語った。

 手続きを延期した理由について、霜田氏は「ケガ人が多く出てきているので、回復状況などをギリギリまで見極めさせてほしいということでお願いした」と説明した。

 主力ではDF室屋(FC東京)、DF岩波(神戸)ら負傷者が相次いでいる。FW鈴木(新潟)ら、復帰明けの選手のコンディションも不透明。状況を踏まえて、6月中に手続きを済ませる方針を示した上で、JOCからも了承を得たという。

 本大会に登録する代表18人と4人の予備登録選手は、手続きをしなければならない。代表は7月上旬に発表する予定で、霜田氏は「18+4人を決めるために、(負傷者の回復などを)最後の最後まで待ちたいということ」と語った。

 また、OAの交渉についても「いろんなところで始めている。五輪に行く可能性のある選手の絞り込みを、後ろに延ばしただけ」と語った。ベストの人選を行うため、ギリギリまで可能性を模索する。

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