さらば炎の守護神!“オレたちのヨシカツ”川口能活まとめ
希代の名GK川口能活が25年の現役生活を終えた。96年「マイアミの奇跡」、98年W杯、04年アジア杯などファンの胸を熱くさせた“炎の守護神”の軌跡を集めた(敬称略)
公開日:2018.12.4
現役最終戦、完封で自ら花 1万2600人の「ヨシカツ」コール
日本代表で活躍したJ3相模原GK川口能活(43)が涙で25年間の現役生活を終えた。J3最終節の鹿児島戦(相模原ギオンスタジアム)に先発出場。ホーム新記録となる1万2612人が見守る中、往年の闘志あふれるプレーでビッグセーブを披露するなど、1-0の完封勝利で有終の美を飾った。
川口有終完封「理想的なスコアで終われた」 大・能活コールにビッグセーブで応えた
「1-0という理想的なスコアで終われた」。全盛期を彷彿(ほうふつ)とさせるプレーを披露した。前半20分には至近距離からのシュートをセーブ。後半9分には果敢に前に出て、1対1のピンチを防いだ。「1対1は自信があった。自分のストロングポイントを最後に出せたのはうれしかった」と胸を張った。
川口有終完封「理想的なスコアで終われた」 大・能活コールにビッグセーブで応えた
高校時代からスゴかった!93年度選手権で清水商Vに貢献
清水商(現・清水桜ヶ丘)3年時に出場した93年度の高校サッカー選手権では、準決勝の鹿児島実業戦でPK戦を制し、決勝では2連覇を狙う国見(長崎)を倒し5年ぶり3度目の優勝をもたらした。
卒業後の94年にはJリーグの名門・横浜マリノスに入団。高卒2年目19歳の翌95年には、ドーハの悲劇も経験している元日本代表のベテラン・松永成立から正GKの座を奪ってマリノスの優勝に貢献、新人王も獲得した。