さらば炎の守護神！“オレたちのヨシカツ”川口能活まとめ
希代の名ＧＫ川口能活が25年の現役生活を終えた。96年「マイアミの奇跡」、98年Ｗ杯、04年アジア杯などファンの胸を熱くさせた“炎の守護神”の軌跡を集めた（敬称略）
公開日：2018.12.4
98年フランス大会。日本が史上初めて出場したＷ杯の初戦アルゼンチン戦は特別な試合だった。「ドーハの悲劇」で94年アメリカ大会出場を逃し、98年大会の出場を逃せば、02年大会に「開催国枠で初出場」という汚名を着る寸前まで追い込まれた日本。最終予選中の加茂監督解任やカズの最終メンバー落ちなどを乗り越えてのＷ杯初陣は、日本のサッカーを世界に示す大事な一戦だった。
２度の優勝経験を誇る強豪に23本ものシュートを浴びながら０―１の惜敗。もちろん点差以上の力の差はあったが、この試合が編集Ｗにとっては一番胸が熱くなった川口のベストゲームだ。
ちなみにこの試合で川口は「世界の記者が選ぶＷ杯ＧＫランク」で５位に選ばれた。
少年時代の憧れはキャプテン翼！でも翼、岬より「若林くんや若島津くん」
ＧＫを始めたきっかけについても語り、サッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」（高橋陽一氏原作）では「若林くんや若島津くんに憧れた」とサッカー少年時代を懐かしんだ。
引退の川口能活 ＧＫ始めたきっかけは兄と「キャプテン翼」翼より若林派
永遠の強敵（とも）楢崎正剛のサプライズ登場に感激
引退試合を完封勝利で飾った相模原ＧＫ川口能活（４３）に、サプライズが待っていた。引退セレモニー中に、日本代表でしのぎを削ったＧＫ楢崎正剛（４２）＝名古屋＝が花束を手に登場。驚きの表情の川口とハグをかわした。
ＧＫ川口引退試合にライバル楢崎がサプライズ登場 活躍に「マネしたくてもできない」
チームを完封勝利に導いた川口の雄姿を見た楢崎。「こういう何かしら節目や大事な試合、大きな大会で、なぜかしら自分の持っているもの、それ以上のものを出す集中力、準備はスゴいなと思う。マネしたくてもできない。あこがれますね」。変わらぬプレーぶりに感嘆の声を挙げていた。
楢崎あわやネタばれ？電話で「ヨっちゃん出るの？」と確認していた
川口は「前々日くらいに（電話で）話したとき、『ヨっちゃん出るの？』と話していました。何でそういうことを聞くのかなと思ったら、こういうことだった。来てくれてうれしかった」と仲間であり好敵手の来場を喜んだ。
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