サッカーのスペイン１部レアル・マドリードは６月１４日、日本代表ＭＦ久保建英（１８）がＪ１のＦＣ東京から加入すると発表した。関係者の話では５年契約、年俸２億円超とみられる。来シーズン前にはトップチームの合宿に参加。ジネディーヌ・ジダン監督（４６）が１部で戦えるか、２部Ｂ（３部相当）のＢチームで育てるかを直接判断する見込みだ。

　サッカーのＪ１鹿島は７月１２日、日本代表ＦＷ安部裕葵（２０）が、スペイン１部バルセロナに移籍すると発表した。移籍金は推定２００万ユーロ（約２億４０００万円）。バルセロナはリーグ２６度、欧州チャンピオンズリーグ５度の優勝を誇る名門。レアル・マドリードのＭＦ久保建英（１８）に続き、東京五輪世代の有望株がスペインで勝負をかける。

　茨城県鹿嶋市内で取材に応じた安部は、「バルセロナというチームでプレーできる立ち位置まで鹿島に育ててもらった。チャンスをもらったのに行かない選択肢はない」と決意表明した。

　バルセロナからは攻撃的サイドバックとしての可能性も説かれている。「サッカーの本質を学びたい」。自らの可能性を信じ、世界最高峰のクラブで心身を磨き上げる。

　Ｊ１鹿島は７月９日、ＤＦ安西幸輝（２４）の完全移籍をポルトガル１部リーグのポルティモネンセと基本合意したと発表した。安西は鹿島を通じ「年齢的にも海外への挑戦はラストチャンスだと思い、決断した。日本を代表するサイドバックになって成長した姿を見せたい」とコメントした。