INAC神戸、3連覇へ白星スタート
「なでしこリーグ、INAC神戸2‐1千葉」(23日、ノエスタ)
今季の開幕戦。3連覇を狙うINAC神戸は昨季6位の千葉に勝ち、白星発進した。昨季2位の日テレはチャレンジリーグから昇格した吉備国際大を下し、浦和は大阪高槻に快勝した。なでしこリーグは11月まで10チームが2回戦総当たりで優勝を争う。
「結果と内容が伴う試合にしていかなければ」。MF澤の言葉が苦しい試合を物語っていた。星川前監督が退任、FW大野が仏移籍した新生INAC神戸は、FWゴーベルヤネズのPK2本による2得点のみ。澤が「コミュニケーションできていないことが多々ある」と振り返れば、石原新監督も「流れの中から点が取れず残念」と悔しさを口にした。
リーグ戦無敗記録を「38」に伸ばす開幕白星も、終了間際に千葉に1点を返され後味の悪さが残った。今季から2年ぶりに主将を務めるFW川澄は「開幕戦は難しい。勝てたことが大事」と4冠獲得へ前を向いた。