澤「結果にこだわる」ボランチで先発へ
「女子国際親善試合、日本‐ニュージーランド」(20日、ベアスタ)
サッカーの女子日本代表、なでしこジャパンは19日、ニュージーランド戦に向けて鳥栖市内で最終調整を行った。ロンドン五輪以来の代表復帰となったMF澤穂希(34)=INAC神戸=はボランチでの先発が確実。「W杯や五輪を経験したメンバーは結果の大切さを知っている」と、どこまでも結果にこだわる姿勢を見せ、試合後の欧州遠征のメンバー入りにも意欲を見せた。
絶対エースは結果を追い求める。澤は「どんなメンバーとやっても結果にこだわる」と言い切った。
W杯を制し、五輪で銀メダルをもたらした。国際Aマッチ出場は186試合を数え、代表ではすべてを成し遂げたかに見える。それでも、1年ぶりの代表招集に「代表に選ばれるのは光栄なこと」と初心を忘れない。「W杯や五輪を経験したメンバーは結果の大切さを知っている」と、1試合たりとも無駄にしない。
紅白戦では定位置のボランチに入り、先発出場は確実だ。コンビを組むMF阪口は、澤について「ピッチ内外で、やっぱり絶対的な存在」と信頼を寄せる。
ニュージーランド戦後には欧州遠征のメンバー18人が発表される。澤の選出は確実だが「指定席があるとは思っていない。日々120%の力を出すことにこだわっている」と慢心はない。11年W杯で0‐2で敗れたイングランドに「リベンジしたい気持ちもある」と語った。背番号10が勝利への意思を背中で示す。