大儀見がチェルシーでの「進化」誓う
女子サッカーのイングランド・スーパーリーグ、チェルシーに移籍した日本代表FWの大儀見優季が、九日の公式ブログで「進化」を宣言した。
ドイツ1部リーグのポツダムでは3年間プレーし、2012-13年シーズンでは18得点を挙げて初のブンデスリーガ得点王に輝いた。
「3年半チャレンジし続けて得たプロセスという自信を胸に、自分のチャレンジに誇りを持って新たな環境で挑み、更なる進化を遂げられるよう、精一杯チャレンジしていきたいと思っています」と、進化を期して自ら希望した移籍だ。
以前、ブログで「もっと上手くなりたい。もっと色んなことができるようになりたい。もっともっとまだ経験してないことを経験したい」とサッカーへの思いをつづったことがある。どうすればこのプレーができるのか、どんなトレーニングをすればと突き詰めて考え、実行する、大儀見はそんなプレーヤーを目指している。
慣れ親しんだドイツ、そしてドイツ語からイギリスへ、英語文化圏へ。
「新しい土地、新しい文化、新しいチームメート、新しいフットボール…私を取り巻く様々な環境に、私はいつも成長・進化するきっかけを頂いています。常に進化し続けていられる選手であり続けたい」
新たな活躍の場で、大儀見は自らの「進化」を探る。
一方チェルシーは、大儀見の獲得を最大のニュースとして、チームの公式ホームページのトップに動画付きで報じている。
「W杯チャンピオンがチェルシーに合流する」という見出しで大儀見のキャリアを詳細に報じ、またハイエス監督の熱い期待のコメントを紹介している。
「彼女は我々がチェルシーに欲しいと思っていた選手だ。世界クラスのストライカーでW杯のチャンピオン、そしてこの国で偉大なる成功を成し遂げるだろう。彼女はまた、我々の若い選手たちの成長を助けてくれるとも思う」
大儀見は20日から韓国で開催される東アジアカップ後に渡英。早ければ8月4日のホームでのドンカスター戦でデビューする。