新潟・上尾野辺V弾で決勝進出
「サッカー皇后杯・準決勝、新潟1‐0岡山湯郷」(21日、NACK)
ここ一番でエースが決めた。後半16分、新潟MF上尾野辺めぐみ(27)の左足シュートがDFに当たってはね返ると、今度は右足でループシュート。日本代表GK福元の手を弾き、右上隅に吸い込まれた。値千金の一撃を「ゴールが見えたので迷わず右足を振り抜いた」と振り返った。
終盤は猛攻を浴びたが、16本のシュートをすべて防いだ。3試合連続の無失点に「我慢強くやってきた成果」と、能仲監督は胸を張った。リーグ戦は10チーム中8位に終わっただけに、この大会にかける思いは強い。「新潟に優勝を持ち帰りたい」と、上尾野辺はファイナルへ強い決意を示した。