INAC前田監督「本田流」で3冠約束
昨季4冠を達成した、なでしこリーグのINAC神戸が29日、神戸市内で新体制を発表し、新監督に昨季まで鳥取を指揮した前田浩二氏(44)が就任した。契約期間は1年。
前田監督は、男子の日本代表MF本田圭佑を引き合いに、野心を燃やした。セリエA・ACミランへの入団会見の際に口にした「10番をつけるチャンスがあるのに、ほかの番号を選びますか?」との言葉を引き合いに「世界の頂点に君臨するクラブに携わることは新しいチャレンジ」と経緯を打ち明けた。
目標はもちろん3冠だ。今季からリーグ杯が廃止され、獲得可能なタイトルは最大で3つになる。リーグ4連覇もかかるだけに「3つのタイトルを一つずつ、しっかり獲得していく」と約束した。
選手、指導者として過ごしたこともある神戸だけに「第2のふるさとに、ご恩を返すことができれば」と思い入れも深い。女子を率いるのは初めてで、手腕に注目が集まる。