なでしこ アルガルベ杯は海外組優先
日本サッカー協会が17日、女子の国際親善大会アルガルベ・カップ(3月5~12日・ポルトガル)に出場する日本代表23人を発表した。また、同時期のラマンガ国際(3月1~5日・スペイン)に出場するU‐23女子代表18人も発表した。
今月8日から11日まで行った熊本合宿メンバーからの若手登用は昨年初招集されたDF三宅史織(18)=INAC神戸=のみ。MF澤穂希、MF川澄奈穂美ら従来の主力が大半を占めた。
佐々木監督は「アルガルベ杯に呼んで試したいところもあったんですが、ヨーロッパの選手の状況を見たい」と説明。MF川澄、DF鮫島、近賀、FW大野と海外移籍ラッシュで、選手を間近に見られる機会が減ることを考慮した。
ただ、監督は澤ですら「軸になれるのかチャレンジになる」としている。アルガルベ杯の内容次第では、主力組、海外組でも来年のW杯カナダ大会の予選を兼ねた女子アジア杯(5月14日初戦、ベトナム)で、ラマンガ組に取って代わられる可能性はある。