なでしこ澤が選外 10番はFW高瀬に
日本サッカー協会は21日、9月に韓国・仁川で開催されるアジア大会で、ともに連覇を狙うサッカー男女日本代表を発表した。女子は大黒柱の澤穂希(35)=INAC神戸=を選出せず、連覇の懸かる来年のカナダW杯に向け、新戦力候補を招集した。
澤穂希が左足付け根痛の影響があった昨年7月の東アジア杯以来となる選外となった。さらに、澤の背番号10を欠番にした東アジア杯とは違い、今回はFW高瀬が10番を背負う。
30歳のGK福元もメンバーから外れ、佐々木監督は「中堅、若手を育てるために、ベテランは経験値があるので外した」と説明。背番号10については「大会運営上、10番をつけないといけないということもありまして。大御所(澤)の10番を移行したということではない」と、独特な言い回しで釈明した。
FIFAの国際Aマッチデー外の大会のため、欧州組の招集を断念。DF臼井、DF羽座、FW増矢と国内から3人を初招集した。大会連覇と同時に、澤や海外組頼みからの脱却も目標になる。