なでしこ初招集・増矢、デビュー弾宣言
サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)は11日、親善試合・ガーナ戦(13日・NDスタ=山形)に向けて天童市内で調整した。ゲーム形式の練習では、代表初招集のFW増矢理花(18)=INAC神戸=が得点を奪うなど、定位置取りに向けて猛アピール。ガーナ戦での代表デビューが濃厚な増矢は、史上15人目となるデビュー戦ゴールを狙う。
新星が、連覇のかかるアジア大会前最後の実戦で躍動を誓った。
合同合宿中のU‐23女子代表と行った、ゲーム形式での練習。2トップの一角に入った増矢が、DF有吉からのロングボールに反応。相手GKの位置を冷静に見極め、技ありのループシュート。「(代表では)自分の動きとか、すごく見てもらっている。後は決めるだけでした」と、笑顔で振り返った。
佐々木監督が「このままいけば先発でしょうね」と話すように、初招集の増矢はガーナ戦での代表デビューが濃厚。9日の男子代表のベネズエラ戦ではFW武藤(FC東京)、MF柴崎(鹿島)ら新戦力が大活躍。テレビ観戦したという18歳は「武藤選手のゴールは刺激になった。ガーナ戦で出場できたら、得点を狙いたい」。若きなでしこが、あいさつ代わりの一発を狙う。