佐々木監督「特別な選手」澤引退惜しむ

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の主将として2011年女子W杯ドイツ大会初優勝に貢献し、得点王と最優秀選手にも輝いたMF澤穂希(37)=INAC神戸=が16日、今季限りで現役を引退することを発表した。マネジメント会社が明らかにした。17日午後に、東京都内で記者会見を開く。

 澤とともに2度のW杯、五輪を戦った女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(57)も澤の現役引退を惜しんだ。

 「日本代表の試合でも、ここぞというときに点を獲り、様々な戦いで勝利に導いてくれました。私自身が出会ったなかでも、特別な選手です」と日本協会を通じてコメント。

 先月16日に行われたオランダ遠征のメンバー発表では背番号10を空き番号とし、「10番をつける人が現れるのか、いつもの10番なのか」と話していたが、“空席”に澤が戻ることはなかった。

 指揮官は「次の人生でも彼女らしく輝き、引き続き幸せであるよう、常に願っています」と第2の人生にエールを送った。

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