サッカー女子のなでしこリーグ、ＩＮＡＣ神戸のファン感謝イベントが３０日、神戸市内で約１２００人のファンを集めて開催された。日本代表としても活躍し、昨季限りで引退した澤穂希さん（３７）と海堀あゆみさん（２９）も来場した。

　閉会式に参加した澤さんは、２月２９日から大阪市で行われるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に臨む代表に出場権獲得を厳命。「プレッシャーをかけるつもりはないけど、今後の女子サッカーのためにも出場権は絶対取らないと。厳しい戦いになると思うけど、そういう時こそ力を合わせて獲得すれば、団結力も高まる」とエールを送った。

　背番号１０の後継者は指名せず「（監督の）佐々木さんと協会が決めること。番号と言うより、自覚と責任を持って日本国のために戦ってもらえたら」と語った。

　今後は未定だが、受けている仕事のオファーを取捨選択しながらこなす意向。「いろんなところに行ったり、したりしながら、その中で仕事ができたら。女子サッカーや日本のスポーツのために全力で頑張りたい」と話した。