佐々木監督退任へ 高倉麻子氏が有力か
「サッカー女子・リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本1-2中国」(4日、キンチョウスタジアム)
リオデジャネイロ五輪出場が絶望的となった女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(57)が、アジア最終予選敗退後に退任することが4日、確実となった。後任には、元日本代表でU-20女子日本代表監督の高倉麻子氏(47)が有力視されている。
試合後、佐々木監督は「次の指導者として僕が良いのかは皆さんが検討してください。今の段階ではそれしかない」と、自身の進退については明言しなかった。また、2試合を残しての監督交代について、日本協会の大仁会長と野田女子委員長は「全く考えていない」とそろって否定したが、敗退が決まれば8年間率いた指揮官の座から退く見通しだ。
佐々木監督は08年からなでしこジャパンの指揮を執り、同年の北京五輪で4位入賞。11年ドイツW杯で初優勝を飾り、12年ロンドン五輪で銀メダル、15年カナダW杯で準優勝に導くなど、なでしこを世界トップクラスに引き上げた。昨年10月にリオ五輪終了後まで契約を更新していた。