川澄、米レイン復帰ファンに別れ告げた
サッカー女子、なでしこリーグのINAC神戸は17日、日本代表MF川澄奈穂美(30)が米女子プロリーグNWSLのシアトル・レインに完全移籍すると発表した。レインには14年に期限付き移籍しており2年ぶりの復帰で、契約期間は7月から今季終了の10月まで。19日の千葉戦(フクアリ=千葉)がINAC神戸での最後の試合予定で、今月中にレインに合流する。
川澄は俊足と高い得点力でなでしこJAPANの主力として活躍。11年ドイツW杯優勝、12年ロンドン五輪銀メダルに貢献した。今季、神戸では若手の台頭により、開幕から途中出場が続いていた。出場機会を求めたのが一番の移籍理由だ。
この日は神戸市の本拠地で行われた練習に参加。「現役でやっている以上、代表を目指したい。移籍イコール代表とは思っていないけど、クラブの活躍があって代表につながる」と説明した。
練習後には約100人のファンにサインしたり、握手して別れを告げた。背番号は最初の日本代表でつけた「36」を選んだ。30歳、初心に戻り異国で再出発する。