無残“ブラ散ル”…オランダに完封負け
2014年7月14日
準々決勝で負傷したエースのネイマールがベンチに入り、観客も当初は「ブラジル」コールで後押ししたが、開始早々に累積警告による出場停止から復帰した主将DFチアゴシウバが後方からロッベンを倒し、ファウルでPKを献上。あっさり先制を許すと、またも守備陣が崩壊した。
ネイマールを欠いた攻撃陣も不振を極めた。連係で相手を崩す場面は皆無でボールを奪われては、カウンターを食らった。スコラリ監督の「悪い試合とは思っていない」という強がりも、むなしく響くだけだった。
悪夢のドイツ戦から中3日。同2日のオランダに比べれば、日程的に有利だったが、ショックは引きずったままだった。チアゴシウバは「ドイツ戦の大敗が重かった。間違いなくその影響があった」と肩を落とした。終了間際には、オランダにGK交代で史上初のメンバー全23人出場を許した。W杯最多5度の優勝を誇るサッカー王国が恥辱にまみれた。
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