岡崎「日本の力になれる」 3大会連続W杯、逆転選出へ闘志
ロシアW杯(6月14日開幕)に向け、欧州各リーグでのシーズンを終えた日本代表候補が15日、羽田空港に相次いで帰国した。3大会連続でのW杯出場を目指すFW岡崎慎司(32)=レスター=は「日本の力になる自信はある」と逆転でのW杯メンバー入りに意欲。またポルトガル移籍1年目で結果を残したFW中島翔哉(23)=ポルティモネンセ=も帰国した。
逆転でのW杯メンバー入りに向け、岡崎の闘志は衰えない。17年9月のアジア最終予選サウジアラビア戦を最後に代表から遠ざかり、冬季中断のないイングランドで戦っていたストライカーにとっては、約9カ月ぶりの帰国。到着ロビーに姿を見せると「とりあえず帰ってきたなという感じ」と素直な感想を口にした。
ハリルホジッチ体制では代表から外れていたが、関係者によれば、14日に決まった35人の予備登録メンバーには名を連ねている。18日に発表されるガーナ戦メンバーで、さらに絞り込まれることになるが「呼ばれたら日本のために力になる自信はあるので。それを信じて、これからやるだけ」と決意を込めた。
不安視されているコンディション面も一蹴する。左足首を痛め、4月14日のバーンリー戦を最後に実戦からは遠ざかっているが、21日から始まる代表合宿に向けては「(初日から)呼ばれたらやれる。試合には出てない状況ですけど、今までの積み重ねの部分はある」と語った。
西野監督が欧州視察した際には直接面談もした。新指揮官も状態を気にするなど期待も大きく「(西野監督に)来てもらえただけで、自分のモチベーションにはつながった。選手ってのは信じてもらえれば、より力がでる」と意気込みを語る。
日本歴代3位となるAマッチ通算50得点に加え、出場キャップ数もFWとしては最多の111試合を誇る。豊富な経験と、実績を残してきたストライカーは、約9カ月ぶりの招集に備えて準備を進める。