MF大島司令塔に名乗り「攻撃の道筋を」2000人の川崎サポーターから激励も
日本サッカー協会は5月31日、W杯ロシア大会に臨む日本代表23選手を発表した。MF本田圭佑(31)=パチューカ、MF香川真司(29)=ドルトムント、FW岡崎慎司(32)=レスター=の“ビッグ3”をはじめ経験、実績豊富な選手が多く名を連ねた中、12選手が初選出。MF原口元気(27)、MF宇佐美貴史(26)=ともにデュッセルドルフ=は初の大舞台に胸躍らせた。
初のW杯代表選出となったMF大島僚太(25)=川崎=は「僕自身ボールにたくさん関わって良さが出る。役割は攻撃の道筋を作ること。プレッシャーは強いと思うけど、強気にボールに関わって攻撃につなげられたら」と、アキラジャパンの司令塔に力強く名乗りをあげた。
夜に行われた壮行会では、2000人の川崎サポーターから激励を受けた。2年前にリオデジャネイロ五輪を経験。「W杯に出れば、もっとレベルの高い相手とやれる」とこの舞台を目標に研さんを積み、日本屈指の技巧派MFに成長。西野監督も攻撃のキーマンとして名前を挙げるほど、期待値は高い。
経験豊富な選手が選ばれ、歴代最年長の平均年齢となった今回のW杯代表だが「下の世代からチームを突き上げていきたい」。つぶらな瞳の奥に、野心の炎をたぎらせた。