ネイマールが復帰弾!3月に右足手術もW杯間に合った「努力してきた」
「国際親善試合、ブラジル2-0クロアチア」(3日、イングランド)
サッカーの国際親善試合は3日、各地で行われ、FWネイマール(26)が右足負傷から約3カ月ぶりに復帰したブラジルはクロアチアを2-0で下した。後半から出場したネイマールが先制点を決め、終了間際にフィルミノが追加点を挙げた。
3カ月以上もピッチを離れていたブラジルのエースが、鮮烈なゴールで復帰戦を飾った。W杯へ大きな一歩を踏み出したネイマールは「この日のために努力してきた。またサッカーができて幸せだ」と実感を込めた。
0-0の後半開始から慣れ親しんだ左FWで出場。最初は相手のマークを避けるように中盤に下がってパスを受け、感覚を確かめるようにボールに触って徐々にギアを上げた。そして後半24分、ペナルティーエリア内で本領を発揮した。
密集地帯で左から鋭く中へ切り返すと、3月に手術した右足で豪快なシュートを突き刺した。その瞬間に「助けてくれたドクターや家族、友人のことが頭に浮かんだ」と、リハビリを支えた周囲への思いを口にした。
全体的に運動量は少なく、「まだ80パーセント」と慎重に話す。それでも45分のプレーにチチ監督は「期待を上回った」と、まずはエースがW杯に間に合ったことに安堵(あんど)した。初戦までの2週間で、大会の主役候補が完全復活を目指す。