西野監督“第3の布陣”4-1-4-1をテスト 「アンカー」長谷部の可変化を試す
「サッカー日本代表合宿」(6日、ゼーフェルト)
W杯ロシア大会を控えた日本代表は6日(日本時間7日)、事前合宿地のオーストリア・インスブルック郊外のゼーフェルトで練習を行い、冒頭15分間を除く非公開で、親善試合スイス戦(8日26時、ルガノ)に向けて調整した。戦術練習ではMF本田圭佑(31)=パチューカ=が主力組のトップ下に入ったとみられ、先発出場が濃厚となった。また、西野朗監督(63)は“第3の布陣”となる4-1-4-1を試したとみられ、スイス戦の試合途中から導入される可能性も浮上した。
スイス戦で西野ジャパンの“第3の布陣”がテストされる可能性が出てきた。非公開で行われた戦術練習で4-1-4-1の新布陣も確認したもよう。スイス戦の途中から、採用される見込みだ。
第3の布陣を試す狙いは、システムの可変化にある。就任以降、試合状況に対応するために3バックと4バックの布陣を併用することを目指している西野ジャパン。MF長谷部(Eフランクフルト)を最終ライン前の「アンカー」と呼ばれる位置に入れる新布陣ならば、状況に応じて長谷部が最終ラインに入ることによって、スムーズな3バックへの移行が可能となる。
システムの可変化は、攻守両面の幅を広げることになる。追いかける展開ならば、最終ラインを3バックにし、人数をかけた攻撃を仕掛けることも可能で、逆に3バックに加えて両サイドのウイングも最終ラインに吸収すれば、5バック気味でゴール前を固めることも可能。試合途中でのシステム変更については、DF吉田(サウサンプトン)が「現実的には、状況の中で。それはこの2試合(スイス、パラグアイ戦)で見られていくのでは」と語った。
W杯本番のコロンビア戦まで、貴重な実戦機会。先月末のガーナ戦で試した3-6-1とはまた別の新布陣。吉田は「4バックでも3バックでも監督は併用していくと言っているので、そこの確認をしたい」。FIFAランク6位の強豪相手に手応えを探る。
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