コロンビアの左SBファブラ W杯絶望 左膝十字靱帯断裂で離脱
W杯1次リーグ初戦で日本と対戦するコロンビア代表の直前キャンプ地に9日、衝撃が走った。イタリア・ミラノにある同国1部・ACミランの練習場での合宿12日目。練習中に左膝を負傷した左サイドバックのフランク・ファブラ(27)は十字靭帯(じんたい)断裂だったことが分かり、W杯出場は絶望で離脱が決まった。ペケルマン監督は代わりに34歳の左SBファリド・ディアスの追加招集を決めた。
アーセナル(イングランド)でプレーするGKダビド・オスピナが同日、練習前に各メディアの取材に応じた。「本当に心が痛む。このようなことは誰にも起こってほしくない。でもサッカーでは起こり得る。立ち上がり、チームとして最善の方法を見つけなくてはならない」と語った。
当初選手たちはショックを受けたが、いまは落ち着いているという。オスピナは「フランクは僕たちにモチベーションを与えてくれた。今後、これが僕たちの土台になる。もっとこのモチベーションを上げ、さらにハードワークする。とにかく初戦の日本戦に集中している」と誓った。(原田公樹)