西野監督がコロンビア戦へ向けセットプレー伝授
14日午後6時(日本時間15日午前0時)に開幕するサッカーのW杯ロシア大会に出場する日本代表は12日、親善試合・パラグアイ戦で4-2と勝利。西野朗監督(63)の就任3戦目にして初勝利を飾った。チームは13日、オーストリアでの事前合宿を打ち上げ、本大会中のベースキャンプ地であるロシア・カザンに向けて出発した。
乾坤一擲(けんこんいってき)の一撃を、コロンビアにぶつける。西野監督が、対コロンビアに向けたセットプレー時の“スペシャルプレー”をロシア・カザン入り後にテストすることが分かった。
W杯前最後の強化試合となったパラグアイ戦後、指揮官は「リスタートでまったくやっていないところは、当然隠したい」。事前合宿地では、完全な非公開練習が困難な環境だったこともあり、着手していなかったトリックプレーを用意していることを示唆した。
関係者によると、選手たちに対しても、カザン入り後の非公開練習で“西野スペシャル”を伝授することを通達しているという。就任から3戦。布陣や選手を入れ替えたことで「コロンビアからすれば捉えづらい日本を見ているのではないか」。チームを固定しなかったやり方を、最大限に生かすつもりだ。
「まったく出していないものも当然もあるわけなんで、それに関してはこれからチーム内でやっていきたい」。その成否は、19日のコロンビア戦で決まる。