韓国VARに泣く…PKが決勝点 スウェーデンが3大会ぶり勝利
「ロシアW杯・F組、スウェーデン1-0韓国」(18日、ニジニーノブゴロド)
ビデオを用いたリプレー映像で判定を支援するVAR(ビデオアシスタントレフェリー)が明暗を分けた。後半17分にスウェーデンのクローソンに韓国のキム・ミヌがスライディングした場面で、一度は主審が流したものの、VARによるリプレー映像の検証を実施。判定が覆り、スウェーデンにPKが与えられ、グランクビストが決めて決勝点となった。
前半は0-0で終えた。大会前は控えGKと目されていたチョ・ヒョヌがベリの至近距離からのシュートを右膝付近でセーブするなど、存在感を示し、スウェーデンの猛攻をしのいでいた。
後半もスウェーデンペースで試合は進み、エリア内でのファウルの場面を迎えた。ロシアでの開催のため、スタンドを埋めたスウェーデンサポーターが大ブーイングを響かせる中、VARが実施された。映像では先にスウェーデンのクローソンがボールに触っている様子が映し出されており、キム・ミヌのファウルと判定された。
その後も韓国はスウェーデンの壁を破り切れず、手堅い守備で守り切る相手のゲームプランにはまった形になった。
F組はスウェーデンとメキシコが勝利し勝ち点3、得失点差+1で並んでいる。メキシコに敗れた前回大会優勝のドイツは巻き返しを狙う。韓国は追い込まれているドイツとの対戦を残しており、窮地に立たされた。