崖っぷちアルゼンチン、突破へカギはクロアチアの本気度合い
「ロシアW杯・D組、ナイジェリア2-0アイスランド」(22日、ボルゴグラード)
02年日韓大会以来となる1次リーグ敗退の危機に瀕しているD組のアルゼンチンだったが、対戦を残しているナイジェリアが勝利したことで突破の可能性が広がった。
26日の最終第3試合はアルゼンチン-ナイジェリア、クロアチア-アイスランドの組み合わせで行われる。アルゼンチンが突破するには、ナイジェリアに勝つことが絶対条件。その上で、アイスランドがクロアチアに引き分け以下か、勝っても得失点差でアルゼンチンを下回ってくれないといけない。得失点差で並んだ場合は総得点での争いになる。
地力を考えればクロアチアに分があるが、アルゼンチンにとってネックになるのは、クロアチアがすでに1次リーグ突破を決めていること。さらに、唯一、首位を奪われる可能性があるナイジェリアとは「得失点差の差」が「5」あり、16強の試合を見据えてある程度メンバーを入れ替えて望む余裕がある。となると、アイスランドに勝機も見えてくる。
カギになる得失点差は、D組最下位のアルゼンチンが「-3」、3位のアイスランドが「-2」。守備陣が立ち尽くして決められたクロアチア戦の3点目が重くアルゼンチンにのしかかっている。いずれにせよ、メッシ擁するアルゼンチンは1点でも多くナイジェリアからゴールを奪って勝利する必要がある。