「ロシアＷ杯・Ｈ組、日本２－２セネガル」（２４日、エカテリンブルク）

　日本の“心臓”として攻守にわたって貢献したＭＦ柴崎岳（ヘタフェ）は結果に「悔しいですね」と感想を漏らした。

　長谷部と２人で守備的ＭＦとして先発した。攻撃時には長谷部はＤＦラインにポジションを移す戦術をとったため、実質的にはパスを散らす“司令塔”の役割は柴崎に託された形になった。日本の１点目、乾のゴールは柴崎のロングパスが長友にピタリと合ったところから生まれた。

　守備でも後半の苦しい時間帯で積極的なインターセプトで相手の攻撃を許さず、日本の攻撃に繋げた。

　試合後は「悔しいですね。勝てるゲームだったと思いますし、その可能性も十分、感じる試合だったので残念ですけど、最低限勝ち点１を拾えたのは評価できると思います」と、試合時同様に冷静に語った。

　反省点も「失点も防げた部分、あると思いますし、得点も多くチャンスをつくりだせたので、そういったところで決め切れる。攻守両方でゴール前での精度をもっと上げないといけないと思います」と列挙し、まだまだ改善すべきポイントがあると指摘した。

　自身のプレーについても、「ボールを触る回数が後半、少なかったかなと思っています。相手も前から来ていましたし、セカンドボールの回収を主にやっていたので、そういったところはある程度できたと思いますし、チームの２次攻撃につながるプレーができたかなと思っています」と振り返った。

　大一番となるポーランド戦へ「１試合１試合コンビネーションは良くなっている感覚はあります。選手たちも感じていますし、ゴール前に迫る回数が徐々に増えてきているので、そこはさらに継続していきたいです」とチームとして磨きをかけていくことを誓った。