酒井宏、フランス仕込みの守備でマネ止めた「マルセイユでの成果が出た」
「ロシアW杯・H組、日本2-2セネガル」(24日、エカテリンブルク)
日本代表は1次リーグ第2戦でセネガルと2-2で引き分け、1勝1分けの勝ち点4でH組の首位をキープ。決勝トーナメント進出に前進した。
貴重な勝ち点に貢献した功労者は、高速アタッカーとの対戦を振り返る。「やっぱりリバプールでやっているようなプレーは出せてないので、彼なりに苦労はしていたと思う」。右サイドで相手エース、FWマネと対峙(たいじ)したDF酒井宏はそう語った。
サイドライン際の攻防を制した。FIFAが発表したデータによると、セネガルの左サイドからの攻撃割合は、45%だったポーランド戦から22%に激減。マネはGK川島のミスで先制点を挙げ、マンオブザマッチに輝いたが、西野監督も「酒井宏樹がある程度、抑えて、彼のトップパフォーマンスを引き出させなかった」と個人名を挙げて称賛した。
フランス1部リーグの強豪・マルセイユでは加入から2年間、定位置を継続的に確保。「(マネの)個人的な対応はすごく考えていたが、たまたま」と謙そんするが「マルセイユでの成果が出た。2年間やってきたことがこういう場で出せて良かった。幸せだと思う」。立役者の表情は誇らしげだった。