ロシア巻き返せず黒星 前半DF退場で追い込まれ…ウルグアイの守備崩せず
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「ロシアW杯・A組、ウルグアイ3-0ロシア」(25日、サマラ)
前半23分までに2点差を背負ったロシアにとって、同36分に左サイドバックのDFスモリニコフが2度目の警告で退場に追い込まれたことが決定的に響いた。チェルチェソフ監督が「1人減ってから難しくなった」と嘆いたように効果的な打開策を取れず、巻き返せなかった。
左の攻撃的MFチェリシェフを前半38分で下げ、DFフェルナンデスを投入することで穴を埋めた。攻守のバランスを重視した交代だったが、今大会チームトップの3点を挙げていたチェリシェフを欠いて相手守備への脅威が大きく薄れ、ワントップのジュバを孤立させてしまった。
攻撃に厚みがなく、ウルグアイの守備を切り崩すような場面はほとんど作れず。開幕2試合で8得点の破壊力は影を潜めたままに終わり、チェルチェソフ監督は「10人でもよく走ったが、攻撃したかった」と試合展開に後悔をにじませた。