マラドーナ氏“命懸け”観戦 医師の助言も無視「この先もディエゴはいる」

 ナイジェリア戦で、サポーターから渡された横断幕を手に、笑顔を見せるマラドーナ氏(共同)
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 「ロシアW杯・D組、ナイジェリア1-2アルゼンチン」(26日、サンクトペテルブルク)

 サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏(57)が現地観戦の途中に体調不良を訴え、医師から静養するように勧められたものの、母国応援を続行していたという。27日のスペイン各紙が報じた。

 マラドーナ氏はナイジェリア戦を現地観戦。前半終了前に気分がすぐれない状態になり、脇を抱えられてボックスシートの控室へ戻っていた。

 試合後、マラドーナ氏は自身のソーシャルサイトで「医師から家へ戻るように言われたが、私たちは全てを賭けて戦っていたんだからそんなことできるわけがなかった。驚かせてすいませんでした。この先もディエゴはいる」と、自身のファンへ回復をアピール。なお一部報道では病院へ運び込まれたとの話もあったが、アルゼンチンメディアはこれを否定している。

 試合中のマラドーナ氏は時に天を仰ぎ、また両手で着ていたTシャツをつかむように母国チームを応援。後半41分にDFロホが決勝ゴールを挙げ、決勝トーナメント進出を決定的にした場面では、両手の中指を立てて誰かに立ち向かう姿勢を見せるなど、ピッチ内の選手と同等の存在感を見せていた。

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