GK川島先発へ「次は自分がチームを助けたい」日本の守護神、結果で批判封じる
「ロシアW杯・H組、日本-ポーランド」(28日、ボルゴグラード)
2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を目指すサッカー日本代表は27日、1次リーグH組最終戦のポーランド戦(28日・ボルゴグラード)に向けて、試合会場で冒頭15分間を除く非公開練習で最終調整した。西野朗監督(63)とともに、会見に同席したGK川島永嗣(35)=メッス=は「次は自分がチームを助けたい」と、ミスが目立ったこれまでの失地回復に意欲を見せた。
批判の声は結果で封じ込める。川島は「前の試合は周囲の選手に助けられた。次は自分がチームを助けたい」と意気込みを示した。
セネガル戦では相手シュートに対するパンチングミスで先制点を献上した。初戦のコロンビア戦に続く低調なパフォーマンスによって厳しい批判を浴びているが、正面を見据えて断言した。「日本代表選手としてプレーする中で批判される覚悟がなければ、この場にいない」。結果で見返すという断固たる決意の表れだった。
指揮官の信頼は揺るがなかった。セネガル戦後に「ああいう判断は非常に残念ではある」と話すなど、次戦での交代の可能性も脳裏をよぎったに違いない。それでも最終決戦で日本のゴールマウスを預けた。
「前の試合よりも次の試合で何ができるかが大事」。35歳の守護神が自身の存在証明の戦いに挑む。