スウェーデン 大混戦F組を首位突破 FWイブラヒモビッチ不在も団結力で快勝

 「ロシアW杯・F組、メキシコ0-3スウェーデン」(27日、エカテリンブルク)

 1次リーグ最終戦が行われ、F組はスウェーデンがDFルドウィグ・アウグスティンソン(24)=ブレーメン=の先制ゴールなどでメキシコに3-0で快勝し、勝ち点6の同組1位で決勝トーナメントに進出した。勝ち点で並んだメキシコが、得失点差で2位通過となった。

 北欧の強豪が大混戦のF組を首位で通過した。全チームが突破と敗退の可能性を残していた最終戦。2連勝だったメキシコから3点を奪ったスウェーデンのアンデション監督は「いつでも得点できそうだった」と胸を張った。

 後半5分の先制点が象徴的だった。敵陣でボールを奪い、右に展開。クロスは中央のMFクローソンを経由し、左に流れたところをDFアウグスティンソンが決めた。相手ゴール近くで球を奪い、手数をかけずに得点する。最近のトレンドになっている攻撃が実った瞬間だった。

 高さも生かした。得意のセットプレーで多くの好機を演出した。3点目はロングスローから重圧をかけ、オウンゴールを誘発。アウグスティンソンは「プラン通りのサッカーが100パーセントできた」とほくそ笑んだ。

 世界的FWのイブラヒモビッチが代表を退き、現チームにスターはいない。だが、監督が「われわれには一体感がある」と誇るように、団結力はある。首位通過にDFグランクビストは「誰も想像しなかったと思う。非現実的に感じる。素晴らしいパフォーマンスを見せたたまものだ」と誇った。スイスとの決勝トーナメント1回戦でも持ち味は発揮されそうだ。

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