川島「今まで成し遂げたことのないことをやりたい」ファインセーブで存在感

前半、好セーブを見せるGK川島=ロシア・ボルゴグラード(撮影・堀内翔)
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 「ロシアW杯・H組、日本0-1ポーランド」(28日、ボルゴグラード)

 日本がフェアプレーポイント差でセネガルを上回り、H組2位で2大会ぶりの16強進出を決めた。

 0-1の展開となった後半38分頃から、同点にする時間があるにも関わらず守備ラインでボールを回す日本に対して、スタンドから大ブーイングが浴びせられた。

 先に日本が試合終了。コロンビアの1-0での勝利を受け、日本の16強が決まった。

 この試合で、存在感を示したのはGK川島だった。前半33分、右サイドからのクロスボールを中央のグロシツキにヘディングで合わせられたが、川島が横っ飛び。右手だけでボールをかき出した。 ボールはゴールラインの上にあり、後にリプレイで流された映像でも、ゴール寸前で弾かれた様子が確認された。

 後半8分には右からの低いクロスに走り込んだレバンドフスキの前に入り込み、間一髪でキャッチング。好判断でピンチの芽をつんだ。

 川島は「このひとつのゲームに関しては残念」と複雑な表情を浮かべたが、「3試合は全員でつかんだ予選突破なので、うれしい」と素直に喜んだ。3試合目で存在感を示し、「この2試合、迷惑をかけていた。チームを救う番だと思っていたので、仕事ができてよかった」とうなずいた。

 戦前の厳しい予想を覆したことに「いろんなことがあったが一つになってここまできた。一つになったことで、こういう結果になったと思います」としながら、決勝トーナメントに向けて「今まで成し遂げたことのないことををやりたい」と意気込んだ。

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