ポーランド 最後の最後に世界ランク8位の意地 DFベドナレクが決めた
「ロシアW杯・H組、日本0-1ポーランド」(28日、ボルゴグラード)
日本は0-1でポーランドに敗れたが、大会規定により同組2位で2大会ぶり3度目の決勝トーナメント進出を決めた。コロンビアに0-1で敗れたセネガルとともに勝ち点4で、得失点差、総得点、直接対決の結果でも並んだが、警告や退場による「フェアプレーポイント(FP)」の差で上回った。
2連敗ですでに敗退が決定しているポーランドだが、傷だらけの“白鷲”(ポーランド代表の愛称)ほど怖いものはない。過去のW杯では2戦2敗で迎えた3戦目は必ず勝っている(02年日韓大会、06年ドイツ大会)という東欧の古豪は、やはり侮れなかった。
前半こそ、最前線で世界的なストライカーで主将のFWレバンドフスキが孤立する場面が目立ったが、日本に押されながら要所でチャンスを作っていく。前半32分には右サイドのクロスにMFグロシツキがヘディング。GK川島のスーパーセーブに阻まれたが、その破壊力を見せつけた。
そして、H組最上位の世界ランク8位の恐ろしさを示したのは、後半だ。後半14分にゴールからやや離れた位置でFKを得ると、クルザワのキックに、DFベドナレクが右足で合わせてゴールネットを揺らした。
その後も日本のゴールを脅かし続けた。これまで同様に、最後の最後に意地を見せた。