終盤の日本戦略に疑問の声も フェアプレーポイントで突破も「これがフェアプレー?」
「ロシアW杯・H組、日本0-1ポーランド」(28日、ボルゴグラード)
サッカー日本代表は0-1でポーランドに敗れて大会初黒星を喫したが、勝ち点4、得失点0、総得点3で並んだセネガルを大会規定のフェアプレーポイントで上回り、2位通過を決めた。
日本は後半40分前から自陣でボール回しを始め、0-1で終える戦略をとった。フェアプレーポイントで上回ることを承知での指示だったが、セネガルが1点を返し、同点になれば全てが崩壊する綱渡りの作戦でもあった。
西野朗監督は試合後「本意ではないですけど、これも勝ち上がる中での戦術」と話した。目の前の試合で、勝利を捨てたチームに会場からは少なくないブーイングが飛んだ。
結果として作戦は狙い通りに進み、日本はフェアプレーポイントで2位通過。ネット上では2大会ぶりの16強入りを喜びながらも、目の前の試合での勝利を捨てたスタイルに、「これがフェアプレーか」の疑問の声も上がった。