ブラジル、ネイマール決勝弾で7大会連続8強 日本勝てば王国が待つ
「ロシアW杯・1回戦、ブラジル2-0メキシコ」(2日、サマラ)
優勝候補筆頭と目されるブラジルは、FWネイマールが先制ゴールを決めるなど活躍し、7大会連続となるベスト8進出を決めた。
0-0で前半を終えて迎えた後半6分。左サイドからビリアンが持ち込んで低いクロスボールを入れると、ポジションを取り直したブラジルの選手が3人もゴール前に飛び込んだ。守備ラインとGKの間に入れられたクロスをメキシコの選手は跳ね返せず、ゴール正面に飛び込んだネイマールが足で押し込んだ。ネイマールは1次リーグ第2戦のコスタリカ戦以来の今大会2得点目。
その後は固い守りでメキシコの反撃をはね返し、決定的なシーンはつくらせなかった。そして後半43分にカウンターでネイマールが左サイドから持ち込み、右足アウトサイドで中央へボールを送った。GKをかすめたボールを後方から走り込んだフィルミノが中央で押し込み、試合を決定づけた。
日本はベルギーとの決勝トーナメント1回戦に勝てば、このブラジルと対戦する。
メキシコは“チチャリート(小さなエンドウ豆)”ことエースFWエルナンデスが決定的な仕事をできず、後半途中で退いた。7大会連続で決勝トーナメント1回戦での敗退となったメキシコは、1次リーグでドイツを破るなど勢いがあったが、86年メキシコ大会以来(90年イタリア大会は予選で失格)の8強進出の夢はまたも破れた。