W杯決勝前にフランス、クロアチアが会見 仏監督「決勝は大きな喜び」
「ロシアW杯・決勝 フランス-クロアチア」(15日、モスクワ)
決勝戦を前に、試合会場のルジニキスタジアムでフランスとクロアチアの両チームが記者会見を行った。
フランスのデシャン監督は「決勝を戦うことは大きな喜び。W杯の決勝以上に美しく、力強い試合はない」と意気込み。元ブラジル監督のマリオ・ザガロ氏、元ドイツ監督のフランツ・ベッケンバウアー氏に続く、史上3人目となる選手・監督でのW杯制覇まであと1勝に迫っているが「98年大会とは大きく違っている。時間がたったことで、私はプレーヤーとしての経験を選手に伝えている。私の成功体験は、今の代表チームにもリンクしてると思う」と世界一への自信をのぞかせる。
一方、迎え撃つクロアチアも初優勝に向けて突き進む。大会MVPも視野に入れるなど、チームの大黒柱であるモドリッチは「代表チームの成功が大事。個人のことは考えていない」と述べ、集中力を高めている。クロアチアはW杯史上、13チーム目のファイナリスト。フランスを打ち破れば、史上9カ国目の王者となる。栄冠まであと一歩のところまで来たモドリッチは言う。「私は自分自身を疑ったことはない。ここに到達することができることは分かっていた。重要なのは諦めず、自分を信じること。そうすることで夢がかなう」。
世界中の注目が集まる決勝戦は、日本時間の16日午前0時に火ぶたが切って落とされる。王座へとたどり着くのは、フランスか、それともクロアチアか。